Afleveringen

  •  ついたち、WWE『サバイバーシリーズ2024』がABEMA ぺいぱーびゅーで生中継。 『レッスルマニア』におけるローマン・レインズの敗北により勃発したブラッドラインの内紛の決着戦が伝統の『サバイバー・シリーズ』で行われる事になった。 『レッスルマニア』に次ぐ歴史あるPLE大会だが、今回もまたその伝統にふさわしい名場面を生み出し、ここから来年の『ロイヤルランブル』、『レッスルマニア』へと続くドラマの大きなターニング・ポイントとなった。メイン以外でも中邑真輔の久々のPLE登場とUS王座挑戦。イヨ・スカイのウォーゲームス出場と日本のファンにとっても見どころの多い大会となっている。 このウォーゲームスは5対5で行われるのだが、新生ブラッドライン(以下NBL)とオリジナルのブラッドライン(以下OBL)はそれぞれ5人目のメンバー探しに苦慮したものの、NBLはブロンソン・リードが、そしてOBLにはまさかのCMパンクが出場する事となった。 1対1からスタートし、時間差でひとりずつ登場してそれぞれのチームが5人ずつリングインしたところで正式にスタートする形式のウォーゲームスは、NBLがタマ・トンガ、OBLがジェイ・ウーソの先発から始まった。 NBL入りしてからはフォア・ザ・チームに徹していたタマだが、シングルプレイヤーとしての実力を前インターコンチネンタル王者のジェイ相手にいかんなく発揮し、アドバンテージを取っていたため次に入場してきたブロンソンと共にジェイを追い込んでいく。 OBLは二番手としてジミー・ウーソが登場。長らくWWEタッグ王者として君臨してきたウーソズの久々の復活は、さすがの連携で形勢を逆転していく。その流れを見たソロ・シコアは次に出る予定だったトンガ・ロアを制するとジェイコブ・ファトゥを投入する。 ジェイコブはソロの期待に応えてウーソズをひとりで圧倒していくが、一方のOBLは3人目としてCMパンクが行く意思を見せていたものの、ローマン・レインズがそれを制してあごでサミ・ゼインに「お前が行け」と指示をする。 明らかにNBLの出番の入れ替えとは意味合いが違う指示に、ケージを出たサミも戸惑いは隠せないままリングに向かっていく。しかしリングインするとサミは地元カナダの声援の後押しを受け、それまでの流れを一気に変えていく。 NBLの4人目はロア。

  •  ついたち、後楽園ホールにてMarvelous『長与千種還暦祭り』が開催。セミファイナルでは“ボブボブモモバナナ”桃野美桜&岡優里佳の持つAAAWタッグ王座にジェシー・ジャクソン&ハイアンが挑戦した。 AAAWタッグ王座はかつてGAEA JAPANが管理していたベルトであり、里村明衣子&加藤園子、北斗晶&尾崎魔弓、長与千種&ライオネス飛鳥、アジャコング&アメージング・コング、豊田真奈美&カルロス天野など錚々たる選手が巻いてきたベルト。 2022年にベルトが復活し、Marvelous管理のもとで王座戦が行われている。10月末の名古屋大会で第20代王者組“チーム200kg”ゆう&橋本千紘を倒して新王者となったボブボブモモバナナは今後の防衛戦をしないと言い切っていたが、長与が「挑戦されるのは人気者の証ですよ?」と桃野を囃し立て、調子にのった桃野がジェシーの挑戦を受ける形でこの日の王座戦が決定した。 試合はボブボブモモバナナが息のあった連携攻撃で攻め立てていき、体格で勝るジェシーとハイアンは個の力ではふっ飛ばしていくもののことごとく決め技はカットされる。岡が丸め込み桃野がジャックナイフでフォールする合体攻撃を連続で繰り出して追い込むが、全て返したハイアンが桃野をパワーボムで叩きつけ動きをとめ、ビューティー・スリープ(=変形どどん)を狙う。しかし以前この技で負けている桃野は待ってましたとばかりに丸め込みすりーかうんとを奪った。 勝利した桃野は「このAAAWの歴代チャンピオンすごい方ですが、私たちがその中で唯一無二のタッグチームになってみせます」と言いながらも、「今日をもちまして!このベルト!防衛戦は!やらないことをここに誓います!以上!AAAW永遠チャンピオンの!桃野美桜と!(岡「岡優里佳!」)ボブボブモモバナナでしたー!」とまくし立てて嵐のように会場を去っていった。 破天荒なチームながらも、長与千種の弟子である桃野と、里村明衣子の弟子である岡という正統後継者たちである事は間違いない。“2人とも髪型がボブだから”という理由のタッグチームであるため、髪型を変える事も永遠にできなくなったチャンピオンがこの先どのような伝説を作っていくのか注目だ。

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  •  ついたち、東京みやこ・新木場1stRINGにてアクトレスリング『ACTwrestling Step52 新木場公演』が開催。永井絵梨沙がヤングアクトレスカップ2回戦進出を決めた。 約半年前に主力選手たちがマリーゴールドに電撃移籍したことで崩壊するかと思われていたアクトレスガールズであったが、実際にはこれを機に新時代が到来している。 かねてから下剋上を狙っていた次世代の選手たちが一斉に開花し、エンタメ路線を強化したことで新体制移行に成功。プリンセス天功さんスペシャルオブザーバーに就任した他、元『モー娘。』飯窪春菜さんの妹である日菜といろを始めとした新人たちが怒涛のペースでデビュー。所属選手数は移籍騒動以前よりも増加している。 12月6日~8日に幕張メッセで開催される8万5千人以上が来場する日米の映画・コミックなどのポップカルチャーを扱うイベント『東京コミックコンベンション2024』への出演も決まるなど上昇気流に乗っている。 現在のストーリーの主軸は、“ストロング暴力スタイル”を掲げる悪の【アクトレスキラーズ】の侵攻をヒーローチーム【元気戦隊アクトレス5】を始めとした正義のアクトレスガールズたちが迎撃するというもの。戦況としてはヒーローたちの戦績は芳しく無く、リング上では悪の笑いが木霊している。 そんな中、アクトレスの未来を期待されているのは【アクトレス三銃士】永井絵梨沙、日菜といろ、蒼乃ありす。 3人は2024年デビューの同期であり、センスもビジュアルも優れた未来のエース候補。現在開催中の若手トーナメント『ヤングアクトレスカップ』には絵梨沙、といろが出場している。 この日は、ヤングアクトレスカップ1回戦として永井絵梨沙vs千夜ヒナタの試合が実施。 ヒナタも2024年デビュー組だが、デビューから間もなくキラーズ入り。ヒールであるため団体から推されづらい状況にあるが、紛れもなく将来のエース候補の1人だ。 試合はヒナタが長い脚を活かした首4の字固めで序盤戦を支配し、絵梨沙を場外に蹴落として冷たい目で見下ろす氷の女王ぶりを見せる。 劣勢となった絵梨沙だったが、気迫あふれるエルボー連打で勝機を作って得意のプリッキーヌ・レッグ・ドロップ(※I字バランス式ギロチンドロップ)。

  •  ついたち、WWE『サバイバーシリーズ2024』がABEMA ぺいぱーびゅーで生中継。中邑真輔が待望の大復活を遂げた。 中邑は『レッスルマニア』に次ぐ歴史あるPLE大会の『サバイバーシリーズ』でえるえーナイトの保持するUS王座に挑戦。中邑は4月のスマックダウン以来のTV番組登場。PLE大会での試合出場は1月の『ロイヤルランブル』以来。1月ついたちのNOAH武道館大会で久々に日本の団体に上がる中邑の今を知るには絶好の機会となっただろう。 入場テーマを変更し、黒一色のコスチュームに兜をかぶって登場し、日本のファンにとってはおなじみである「イヤァオ!」すら発しない中邑。まるでグレート・ムタの毒が体に回ったかのような新しいイメージでUS王座戦に臨んでいく。 対する王者のえるえーナイトは中邑が作った重苦しい空気を一瞬で変えるが、変貌した中邑相手に戸惑いを隠せないでいる。えるえーナイトはブレーンバスター、エルボードロップ、コーナーに詰めてのストンピングなどを繰り出すが、中邑の新技であるスピニング・バックエルボーで形勢は変ってしまう。 中邑は続けてのカカト落とし、低空ドロップキック、コーナートップに寝かせてのランニング・ニーリフトで追い込んでいくと、えるえーナイトのキレのいいDDTなどを受けながらも長らく封印していたリバースのパワースラムを雪崩式で食らわせる。 しかしえるえーナイトもカウント3は許さず、キンシャサをかわすとバックスープレックスからのエルボードロップを見舞い、BFTを狙う。そこを中邑はリングとリングのつなぎ目であるスチールのフロア部分にエスケープすると、えるえーナイトが追いかけてきたところで、リバ-スDDTを炸裂させる。 最後はリング内に戻したところでキンシャサを成功させ、中邑はおよそ5年10か月振りに3度目のUS王座戴冠を果たした。

  •  ついたち、WWE『サバイバーシリーズ2024』がABEMA ぺいぱーびゅーで生中継された。 カナダ・バンクーバーのロジャース・アリーナで、WWEのビッグ5とも呼ばれる『サバイバー・シリーズ』PLE大会が開催された。 『レッスルマニア』に次ぐ歴史ある大会だけあって、ファンにとっては長く記憶される衝撃的なシーンが多く見られる。そして来年の『ロイヤルランブル』、『レッスルマニア』へと続いていく壮大なドラマの大きなターニング・ポイントとなる戦いとなった。 オープニングとなったのはリア・リプリー軍対リヴ・モーガン軍によるウォーゲームス。 3年前から伝統のサバイバーマッチに代わって採用されたこの試合は、ふたつのリングを並べ、なおかつ金網で囲った戦場に時間差で登場した出場選手がすべてリングに上がった時点からスタートするという、コーディ・ローデスの父親であるダスティー・ローデスが考案した試合形式だ。前回のスマックダウンでのアドバンテージ・マッチで勝ったリア軍が先に二番目を投入できるというシチュエーションで試合は始まった。 リア軍の先発はベイリーで、リヴ軍の先発はナイア・ジャックス。ベイリーはナイアの圧倒的なパワーに翻弄されるものの、自らのコスチュームの一部を外し、それをムチのように叩きつける事で逆転を図る。しかしすぐにそれを取り上げられ、ナイアのサモアン・レッグボールを食らってしまう。 ここでリア軍の二番手としてナオミが登場。リング下からレインボーカラーの竹刀を取り出しナイアに立ち向かうが、ベイリーがダウンしているため1対2の局面とはならないでいる。しかしナイアが取り出した便座を使ってのスティンク・フェイスを成功させたところでリヴ軍からキャンディス・レラエが登場。 キャンディスはイスを使ってのコードブレイカ-+セントーン等で乱戦の中キャリアの豊富さを見せつける。続いて登場したビアンカ・ブレアはテーブルをリング内に持ち込むも、これをキャンディスが逆利用していく。リヴ軍の3番手として登場したティファニー・ストラットンは、スマックダウンで共闘しているだけにナイア、キャンディスとのスムーズな連携で流れを自軍に戻していく。 続いて登場したイヨ・スカイは昨年のウォーゲームスで見せたトラッシュ缶を背負って、入口ではなく金網をよじ登ってリングインしようとする。

  •  29日、みやこ内某所にて12月5日に後楽園ホールで行われる『初代タイガーマスク ストロングスタイルプロレス Vol.32~力道山先生ご生誕100年感謝興行~』の記者会見が実施。BJW認定ジュニアヘビー級選手権試合を行う日高郁人と関札皓太が意気込みを語った。 日高は1997年に格闘探偵団バトラーツでデビュー。その後はあまたのリングを転戦し、長年ぜろわんに所属して活躍。2020年には自身の経営する株式会社ショーンキャプチャーの経営に専念するために独立し、現在はショーンキャプチャー所属のレスラーとしてメジャー・インディーを問わずあまたの団体に参戦中。バチバチファイトからコミカルな役回りまで一線級の実力を持つ頼れるベテランだ。 初代タイガーマスクに憧れてプロレスラーを志した日高は、現在“初代タイガーマスク”佐山サトルが率いるストロングスタイルプロレス(SSPW)でコーチに就任している。 選手としての実力は語るまでもないが、長年くすぶり続けていた“初代タイガーマスクの二番弟子”間下隼人を覚醒させてSSPWの至宝・レジェンド王座戴冠に導くなど指導者としての腕も確かだ。 そんな日高は「佐山先生のこの団体で“ジュニアヘビー級”というカテゴリがないのは非常にもったいない」とSSPWのジュニア戦線の振興を誓い、その一環として現在自身が持つ大日本プロレスの王座・BJW認定ジュニアヘビー級王座の防衛戦をSSPWのリングで行うことに。 日高が迎え撃つ挑戦者は、同王座の前王者である関札皓太。 関札は大日本プロレスのジュニア戦士の代表格であり、同王座の最多戴冠記録&最多防衛記録を持つ象徴的存在。外敵たる日高から至宝を奪還すべくストロングスタイルプロレスに初上陸した形だ。 この試合を許可した初代タイガーも「僕の予想なんですけど、ジュニアヘビー級史上に残る伝説的な試合になるのではないかと。そのくらいの気持ちをかけてくれてるというのがよーく分かりますので。その部分を期待したいと思います」と熱い期待を寄せている。 会見に出席した日高は「この試合がキッカケとなって、今後このストロングスタイルプロレスでもジュニアヘビー級が活性化していけばいいと思います。今回の試合、もちろん私もですが将来的にこのストロングスタイルプロレスに入ってくる若者、そして集まってくる選手たち。

  •  29日、みやこ内某所にて12月5日に後楽園ホールで行われる『初代タイガーマスク ストロングスタイルプロレス Vol.32~力道山先生ご生誕100年感謝興行~』の記者会見が実施。新たな“女子タイガーマスク”タイガー・プリンセスのデビューが発表された。 男子団体としての歴史を刻み続けてきたストロングスタイルプロレス(SSPW)だが、2020年3月に団体15周年記念イヤーの新たな試みとして団体初の女子プロレスマッチを実施。これが好評を得たこともあり、2021年8月にはジャガー横田を擁するディアナと協力体制を築いたことを発表。ジャガーは女子の試合のマッチメイク等を行う相談役に就任した。 男女の試合比率が1:1になるほどに定着したジャガープロデュースの女子マッチであったが、今年10月に行われた記者会見で“過激な仕掛け人”しんま寿会長がジャガーに暴言を吐いたことで事態は急転。 しんま会長は、入場時から堂々と凶器を持ち込むジャガーのヒールとしての立ち振舞いを舌鋒鋭く批判し、その他ジャガーに対して言いがかりとしか思えない責任を追及。これに思うところがあったのか、ジャガーは会見の場で突然相談役を辞任することを宣言して会見を途中退席。あまりにもリアルなギスギスに一部ファンは大盛り上がりしていた。 後日、ジャガーはしんま会長と対談の場を設けて和解。「お互いに誤解をするようなところがあったけど、『よろしくな』と言ってくださったので、『こちらこそ失礼しました』というお話をさせていただいているので、(わだかまりは)なにもないです」と語っていたが、相談役は辞任することを改めて強調。 ジャガーが女子のマッチメイクから離れたことにより、平井丈雅代表は「正直言いますと非常に難航していることは事実です」と胃の痛みに耐えながら内情を吐露。ディアナとの協力体制がどうなったのかも明かされていない中で女子マッチ枠の存続そのものも危ぶまれていた。 そんな中、SSPWは新たな“女子タイガーマスク”タイガー・プリンセスのデビューという切り札を解禁。 2021年7月には初代タイガーマスク&ジャガー横田が育てた“女子版タイガーマスク”タイガー・クイーンがデビューしたが、プリンセスはそれに続く次女タイガー。 クイーン&プリンセスがタッグを結成し、ジャガー横田&藪下めぐみの持つSSPW女子タッグ王座への挑戦が決まった。

  •  12月6日~8日に幕張メッセで開催される『東京コミックコンベンション2024(以下東京コミコン)』に、怪獣プロレスが襲来することが決定した。 『怪獣プロレス』とは、バークリー音楽大学卒というプロレス界では異色の経歴を持つ雷神矢口(矢口壹琅)が今は亡き盟友・ハヤブサさんとともに昔から構想を練っていたというエンターテインメント団体。 矢口みずからが代表取締役に就任し、同社の取締役には元新日本プロレス・チーフレフェリーのミスター高橋(高橋輝男)、怪獣研究家UMA研究家の山口敏太郎、サッカーJ3ヴァンラーレ八戸取締役や銚子電鉄相談役、ITサービス事業の経営者などを兼任する田代貢一郎という錚々たる顔ぶれが名を連ね、成田亨の唯一の弟子として世界的に有名な怪獣造形作家・赤松和光(株式会社マーミット代表)がキャラクターデザインに加わっている。 また、出演俳優も豪華そのもの。仮面ライダー2号(一文字隼人)役として知られる佐々木剛、ウルトラシリーズや『超人バロム・1』の白鳥健太郎役として知られる高野浩幸、ウルトラシリーズやあまたの戦隊モノに出演している萩原佐代子など、特撮界隈のレジェンド俳優たちがあまたく出演している。 時空怪獣、宇宙怪獣、地球怪獣、バイオモンスター、UMAなどが大暴れする怪獣プロレスだが、有名ハリウッドスターが多数来場する東京コミコンの十二月七日1745に怪獣が襲来することが予告された。 同日14時半からは長州力&むとう敬司トークショーも決定しており、怪獣プロレスを見る可能性も高い。 その他にもリングステージでは、『極悪女王』コラボマッチとしてMarvelousやSTARDOMの試合が行われ、斎藤工&ゆりやんレトリィバァ&長与千種&刀羅ナツコのトークショーも行われる他、アクトレスガールズ、学生プロレス、ジョシュ・バーネットトークショーなどプロレス関係の催しも多数。 プロレス関係以外では、現在放映中のドラマ『ウイングマン』ステージとして原作者・桂正和先生とラーク博士役・関智一さんの出演や、アニメ『アイカツ!』シリーズ歌唱担当の藤城リエさんによるライブステージ、『スパイダーマン:スパイダーバース』グウェン・ステイシーの声優を務める悠木碧さんの公開イベントや、舞台『ブルーロック』潔世一役の竹中凌平さんと千切豹馬役の佐伯亮さんによる舞台振り返りトークなども予定されている。

  •  DDTプロレスが11月28日、東京・新宿FACEで「DNA 10th Anniversary」を開催した。メインイベントではうえのゆうきがチリからの留学生だったディエゴ(旧名=ワンチューロ)を破った。かつてDNAで戦ってきた選手たちは、記念大会で、それぞれ成長ぶりをいかんなく発揮した。 DNAは若い力が主人公となるプロジェクトとして、2014年11月28日に東京・北沢タウンホールではたあげげ。2018年8月10日の休止まで約4年間活動。DDTに残った選手では、欠場中の樋口和貞、吉村直巳、かつまたしゅんまや、上野、まお、飯野雄貴がDNAで育った。DDTから離れた選手では、いわさきこうき(フリー)、梅田公太(同)、わたせみずき(ガンバレ☆プロレス)、チェック島谷(GLEAT)、中津良太(BASARA)、神野聖人(同)、ディエゴらを輩出した。 当初、今大会のメインイベントでは上野と勝俣が一騎打ちを行う予定だったが、勝俣の負傷欠場により、彼の“アミーゴ”のディエゴが戦友の思いを背負って出陣した。上野はドロップキック、プランチャなどで先制攻撃。ディエゴが場外戦を望むと、上野も受けて立ち、ラリアット相打ち、ディエゴがフロア上にブレーンバスター。リングに戻ると、上野は背部へのフロッグスプラッシュ、スタンド式シャイニング・ウィザード、正調フロッグスプラッシュも剣山で阻止される。ディエゴは丸め込み連発、ヒザ蹴りからエルボー合戦。上野がブラックアウトスリーパーに入るも、脱出したディエゴはクロス・フェースロック。上野がスリーパーで逆襲も、ディエゴが再度クロス・フェースロックで締め上げた。さらにディエゴはセコンドで見守っていた勝俣の得意技アスタラビスタ、パイルドライバーもカウントは2。ピンチを脱した上野は顔面へのドロップキックから、WRを決めてすりーかうんとを奪った。 2016年10月17日のDNA・新宿大会でデビューした上野は「メインイベントで戦えたことを誇りに思います。DDTに来た時、右も左もどころか歩き方も分からない僕を育ててくれたのはDNA。寮生活をよきものにしてくれたのが、当時のワンチューロさん、今のディエゴさんです。8年前にシングルマッチして、今日はしゅんま君がケガをして、僕らがシングルマッチをすることになった。次は8年とは言いません。

  •  28日、東京みやこ・東部フレンドホールにてマリーゴールド『Winter Wonderful Fight 2024』が開催。アルシオンの聖地で女子プロレス界の未来が躍動した。 東部フレンドホールのある江戸川区・瑞江はかつてアルシオンの道場が存在した地であり、ロッシー小川にとって思い入れ深い場所。瑞江で青春を過ごした選手たちの娘がマリーゴールドに入団しているということから、世代をまたいだ物語がリングで展開されていると言える。 この日の第3試合では、田中きずな&ビクトリア弓月vs翔月なつみ&山田奈保のタッグマッチが実施。きずなは元アルシオンの府川唯未さんを母に持っているため、母の思い出の地での試合に臨むことになった。 試合は、翔月の持つスーパーフライ級王座(※軽量級王座)を狙う弓月が気迫のファイトで突貫。全女時代から続く基礎に忠実ながらも感情剥き出しのレスリングを見せ、序盤から場内を沸かせる。 そんな弓月を見て発奮したきずなが猛烈にタッチを求め、得意のサブミッションを武器に躍動。丸め込みで粘りに粘る新人の山田をミサイルキックでふっ飛ばし、弓月との合体技も繰り出して一気に攻める。最後は弓月が山田を新技のビクトリア・クラッチで仕留めた。 試合後、マイクを取った弓月は来年1月3日の大田区総合体育館で翔月の持つスーパーフライ級王座へ挑戦を要求。 これを受けた翔月はドロー続きの弓月との決着を付けたいという意向を述べつつも「私だってやりたいカードあるんで。まだお前と出来るかはそれ次第ってことで」と保留。 そんな中、きずなも弓月に触発されてスーパーフライ級王座に興味を示す。 12月8日の田原大会で翔月とのシングルマッチが決まったことを踏まえ「私はハイスピードでも無ければピョンピョンしたりも出来ないし、自分には縁のないベルトだから、名前出しちゃダメだって思って隣で弓月を応援して、弓月がとる姿を見たいって本気で思っていました。でも、今日弓月がなつみさんに向かっていってる姿を見てたら、なんか私もスーパーフライ、欲しくなってきちゃって。なつみさんとシングル組んでもらってる大会があるので、そこで自分の気持ちをなつみさんに精一杯ぶつけたいと思います」とシングル王座に初めて言及。スーパーフライ級戦線の行方はいよいよ混沌としてきた。

  •  27日(水)、篠瀬三十七(みとしち)が主宰する飛鳥プロレスが10周年イヤー2回目となる後楽園大会を開催。2014年に解散したWNC(レスリング・ニュー・クラシック)に所属していた選手が多く参戦することが特色となっているが、メインイベントでは三十七の愛娘・しのせ愛梨紗がWNCの女子エースだったしゅりと一騎打ち。愛梨紗にとっては幼少期から試合を見ていたしゅりとの初対決、そして後楽園で初めてのメインイベントという2つの夢が叶う大舞台となった。 序盤からグラウンドで圧倒するしゅりは、馬乗りになって張り手を叩き込みながら愛梨紗にゲキを飛ばす。エルボーの連打で気迫をぶつけていくもなかなか活路を見いだせない愛梨紗だったが、コーナー最上段からのボディーアタックを放つと、至近距離からのカウンターのシャイニング・ウィザードを発射。さらに肩の上に担いでマットに叩きつける『ちあふる☆ほいっぷ』を繰り出すもすりーかうんとには届かない。ジャンピングニーからグラウンドに持ち込んだしゅりが、朱雀でギブアップを奪った。 マイクを持ったしゅりは「ありさちゃん…いや、しのせ愛梨紗選手。ホントに今日闘えて良かった。ありがとう! 飛鳥プロレス10周年ということで自分にとって懐かしい方がいっぱいいて。ありさちゃんもこうやってプロレスラーになって1対1で闘う日が来るなんて思ってなかったから、自分自身すごく楽しみにしていました。キャリア3年? もっともっと成長して強くなって、また対戦できるのを楽しみしてるよ。もっともっと練習して楽しんで、上を目指していってほしい! 頑張って!」とエール。 愛梨紗は「小さい頃から見ていたしゅりさんとシングルできて本当に嬉しかったです。もっともっと強くなったら、またシングルしてください。そして、お父さん。所属でもない私が復帰してからずっと飛鳥に出てて、後楽園のメインに立つの今日初めてだったんだよね。このリングに立って私はずっと…“しのせ愛梨紗がこのリングを盛り上げていきたい”って強く思いました。…ってことで来年から飛鳥所属になってもいいかな?…いや、いいよね!? 私しか盛り上げられるの、いないよね?」と問いかける。会場からの歓声を受けて三十七が「よろしくお願いします!」と快諾すると、愛梨紗は「しゅりさん、一緒に締めたいです。

  •  12月6日~8日に幕張メッセで開催される『東京コミックコンベンション2024(以下東京コミコン)で、現役大学生たちによる学生プロレスの試合が決定した。 学生プロレス(以下学プロ)とは、大学生・短大生・専門学生などがサークル活動・部活動といった形を取って行うプロレス活動の1つ。学園祭内でのプロレス大会の実施が活動の中心となっているが、近年ではプロが使用する会場で自主興行を行うことも多い。 卒業後にはアマチュアプロレス団体で選手を続けるための環境も充実している他、プロテストを受けて正式にプロレスラーとなる例も珍しくない。また、全国各地のローカルインディープロレス団体などでも学プロ出身者が指導に携わっていることが多く、新日本プロレスの棚橋弘至社長、スターダムの岡田太郎社長、WWE入りしたNOAHの稲村愛輝も学プロ出身者であるため“学生プロレス”という文化はプロレス界の裾野を広げている立役者と言っても過言でない。 その学生プロレス団体が、有名ハリウッドスターが多数来場する東京コミコンに参戦することが決定。 総来場者数が8万5千人を超える幕張メッセのリングに、UWF関東学生プロレス連盟(早稲田、駒沢、法政、東海、中央、東洋など)、一橋大学世界プロレスリング同盟(一橋大学、武蔵野美術大学、東京造形大学、東京大学、津田塾など/HWWA)、KWA(慶應プロレス研究会)所属の現役学生プロレスラーたちが参戦する。 全3試合のメインイベントでは、サイバーエージェントグループ(DDTプロレス)のインターンを4ヶ月で辞退した鈴木翼こと“母の子”マザコン・キッドと“UWF認定世界ヘビー級王者”最高足コキが対戦。 ジュラシック・パークブースも場内にある中で、第1試合には謎のメガロドン益田&ティラノサウルス諸澄の参戦が予告された。 その他にもリングステージでは、『極悪女王』コラボマッチとしてMarvelousやSTARDOMの試合が行われ、斎藤工&ゆりやんレトリィバァ&長与千種&刀羅ナツコのトークショーも行われる他、アクトレスガールズ、怪獣プロレス、長州力&むとう敬司、ジョシュ・バーネットトークショーなどプロレス関係の催しも多数。

  • 24日(日)、マーベラス×関東鉄道による2度目のコラボイベント『関鉄プロレスⅡ~マーベラスの列車プロレス~』が開催された。常総線の貸し切り車両に選手12名と観客が乗り込み、茨城県の守谷駅を出発。選手たちはいろは匠&ジェシー・ジャクソン&ケビン・ブラックウッド、川畑梨瑚&ナイトシェイド&ハイアン、桃野美桜&Maria&セイディ・ギブス、井坂レオ&暁千華&ヴィニー・マッサロという4チームに分かれ、電車の発進とともに2つの車両で同時進行の6人タッグマッチ(レフェリー2名)が開戦した。それぞれ決着がつくと、勝ったチーム同士と負けたチーム同士で22試合目に突入。通常の大会では見られない顔合わせや、選手が小さい子供と一緒に合体攻撃を繰り出すなどプレミア感あふれる場面が続出する。出発から40分ほどで目的地の下妻駅に到着すると、いくつもの露店が立ち並ぶ『下妻駅前フェスティバル』へ。選手vsファンの手押し相撲や露店での食事を楽しみつつ帰路の電車に乗り込み、終始なごやかなムードで笑顔があふれた。

  •  “インディー最後の大物”と称され、プロレスのみならず、総合格闘技でもファイトしてきたプロレスリングA-TEAMのエース・橋本友彦が肝臓がんのため手術を受けたことを、この度公表した。 橋本は柔道で鍛錬した後、2000年4月に故・木村浩一郎さん率いるJPWAでプロデビュー。2002年にはDDTに入団し、プロレスと並行して、総合格闘技の試合にも出場。2003年12月3ついたちの「INKOKI BOM-BA-YE 2003」では、あのアリスター・オーフレイムと対戦した。DDT退団後は自身のプロデュース興行「TEAM MAKEHEN」を主宰し、しらい美央、しらいいお(現イヨ・スカイ)を発掘し育成。その後、アパッチプロレスを経て、2017年2月にA-TEAMをはたあげげした。来年4月でデビュー25周年を迎える。 2月に体調の異変を覚えた橋本は病院を受診したところ、肝臓に異常が見つかった。それでも、試合には出場していたが、精密検査の結果、9月9日に肝臓がんステージ2と告知された。医師からは速やかな手術を勧められたが、橋本にはどうしてもすぐに手術できない事情があった。 それはプロレスラー、格闘家として尊敬する藤田和之(プロレスリング・ノア)との3度目の一騎打ちが控えていたからだ。「体がどうなっても、どうしても藤田さんと対戦したい」との一心で、10月13日、東京・新木場1stRING大会に強行参戦。過去の藤田との対戦成績は2戦2敗。「今度こそはなんとしても勝ちたい」との思いで挑んだ一戦はバチバチの戦いになり、両者リングアウトに。2人とも納得いかず、再試合となったが無効試合となり、3度目の正直はならなかった。 体は悲鳴を上げていた橋本は11月19日、みやこ内の病院で腫瘍の除去手術を受けた。実は橋本は病気のこと、手術を受けることを、ごく一部の関係者、選手にしか話していなかったが、今回しばらく欠場になるため、公表することを決断した。 がんで闘病中とあって、引退も頭によぎるが、あくまでも橋本は“目標”を達成するために復帰を目指し、現在治療に努めている。その目標とは、もう1度藤田とシングルで戦うことだ。橋本は「もう体もボロボロだし、現役も長くはできないと思いますけど、来年、もう1度藤田さんとシングルをやって、今度こそは勝ちたい」と力強く語った。

  •  12月6日~8日に幕張メッセで開催される『東京コミックコンベンション2024(以下東京コミコン)』で、今話題のNetflixシリーズ『極悪女王』ステージが開催される事が決定した。 『極悪女王』は9月19日よりNetflixで世界独占配信されているドラマ。80年代にカリスマ的人気で女子プロレス旋風を巻き起こした伝説のヒールレスラー【極悪女王】ダンプ松本の知られざる物語を描く半自伝的ドラマとして制作。正統派プロレスラーに憧れながらもクビ寸前だったダンプ松本が悪役に転身し、トップスターだった【クラッシュ・ギャルズ】長与千種&ライオネス飛鳥ら仲間たちとの友情を育みつつも様々な代償や葛藤を抱えながら“日本史上最も有名なヒール”に成り上がっていく様を描くものだ。 ダンプ松本役はゆりやんレトリィバァさん、長与千種役は唐田えりかさん、ライオネス飛鳥役は剛力彩芽さんが務めるなど豪華キャストが勢揃いした力作となっている。 配信がスタートすると連続1位を記録し、女子プロレスブームの再燃を予感させる反響を生み出した本作だが、今回ハリウッドスターが多数来日する東京コミコンでスペシャルステージを行うことが発表された。 8万5千人以上が来場する東京コミコンには、『ファンタスティック・ビースト』アルバス・ダンブルドアや『スター・ウォーズ:スケルトン・クルー』ジェダイを務めるジュード・ロウ氏や、『バック・トゥー・ザ・フューチャー』シリーズでドク役を務めるクリストファー・ロイド氏など総勢12名のハリウッドスター来日が発表済み。 その初日となる6日17時より特設リングステージで行われる【スターダム×マーベラス×極悪女王スペシャルステージ】では、第1試合で堀田祐美子率いるT-HEARTS所属で11月23日にダンプ松本とタッグで闘った叶ミクvs元STARDOM大江戸隊の夏すみれのシングルマッチ。第2試合は長与千種率いるMarvelous提供試合としていろは匠&Maria&彩芽蒼空vs桃野美桜&川畑梨瑚&暁千華が、第3試合はSTARDOM提供試合として中野たむ&なつぽい&玖麗さやかvs刀羅ナツコ&上谷さや&琉悪夏の6人タッグマッチが決定した。

  •  24日に女子プロレス団体『アイスリボン』が横浜にて興行を開催。メインイベントに出場したしのせ愛梨紗(19)があられもない顔を晒された。 現在定期的に興行をおこなっている女子プロレス団体で一番歴史ある団体となった『アイスリボン』。同団体に所属している“ちあふるヒロイン”しのせ愛梨紗(しのせありさ)は歌って踊るアイドルレスラーとして活動している。 父はWWEでも活躍したTAJIRIの弟子であるレスラーの篠瀬三十七(しのせみとしち)。2022年にプロレスデビューし、『朗らか』や『元気』を意味する英語のチアフルをキャッチコピーに、常に可愛らしい笑顔を振りまいて会場を明るくしている。 だが昨今顔への攻撃を重点的に受け、SNSでも変顔が話題に。この日のメインイベントは真白優希&しらい美央&ウナギ・サヤカvs神姫楽ミサ&咲蘭&しのせ愛梨紗の6人タッグマッチで行われたが、戦前から美央が「顔面を蹴りまくるぞー!」、ウナギが「試合中は可愛くないから明日証明してやるよ」と愛梨紗を煽っていた。 その言葉通り、試合が始まるなり美央が愛梨紗の顔面にビッグブーツを叩き込みボコボコに。真白がスリーパーで捕らえながらウナギが鼻フック、さらにウナギがキャメルクラッチで捕らえながら口と鼻に指を突っ込んで広げるあられもない顔を晒していく。 試合はミサが真白にはれときどきミサ(=ダイビングセントーン)を投下し勝利したが、試合を終えた愛梨紗は「おい!顔!!バケモノなってる!しらい美央の顔も、ウナギ・サヤカの顔もいつか必ずわたしが何倍ものバケモノにしてやる!!!」と激怒した。 普段の愛梨紗を知っているファンからは「これも魅力」「酷い顔もかわいい」の声も上がっており、会場人気は衰えるどころか日々上がっていることからこれも間違いなく愛梨紗の人気の理由の一つとなっている。 アイスリボンは年内最後のビッグマッチとして12月3ついたち11:30より後楽園ホール大会を予定。ぜひ生で愛梨紗の変顔を会場で確認してほしい。

  •  23日、横浜ラジアントホールでアイスリボン『横浜リボン2024・Nov.』が開催。現役王者・真白優希(ましろゆうき)に勝利した神姫楽ミサ(かぐらみさ)が大晦日での王者挑戦を決めた。 神姫楽はかつて中野たむと同じアイドルユニットで活動し、JUST TAP OUT(現:JTO)で2020年にプロレスデビュー。アイスリボン参戦後は石川奈青&網倉理奈と共にアイドルユニット『KISSmeT PRINCESS』を結成して歌って踊って闘っていたが色々あって発展的解散へ。様々な団体で同期の柳川澄樺とタッグチーム1111(フォーワン)で活躍すると、アイスリボンでもリボンタッグ王座を奪取。JWPのPOP王座で初シングル王者となり、自団体でも初代JTO GIRLS王者として君臨した。 デビュー初期から上がり続けているアイスリボンは現在、去年末にDeNAによる横浜ベイスターズ買収などを仕掛けた投資家社長が設立した株式会社アイスリボンへ契約を移籍した選手たちが給料未払いと社長の音信不通を受け大量離脱騒動へ。 元々アイスリボンを運営していた有限会社ネオプラスは団体の維持表明と選手との再契約を提示し、15年近く続けてきた昨年夏ごろの運営体制に戻す意向だが、株式会社アイスリボンは元々の給料の3倍近い額を支払っていたようで離脱する選手の思いは強く12月3ついたちの後楽園ホール大会をもって6選手が退団を発表している。 そんな中で、10月19日にあいしーE×∞(シングル)王者となった真白は10月3ついたち付けでいち早く退団。思い悩む姿を見ていた同期の神姫楽は11月9日の愛知大会で真白とタッグを組んで勝利し、「今の自分たちのこの命を全力で燃やしたい」と真白の持つベルトへ挑戦を表明すると、真白もこれを受けて王座戦が決定していた。 この日は真白優希&しらい美央&ウナギ・サヤカvs神姫楽ミサ&咲蘭&しのせ愛梨紗の6人タッグマッチで前哨戦へ。美央とウナギの独特なテクニックに翻弄される試合となり、愛梨沙への変顔攻撃も相まって前哨戦を喰う勢いでペースが握られていく。しかし神姫楽も真白をパワーファイトで圧倒し、咲蘭と愛梨沙を率いた連携攻撃で追い詰める。分断された真白は反撃に転じる事ができず、最後は神姫楽がはれときどきミサ(=ダイビングセントーン)を投下しすりーかうんとを奪った。

  •  11月23日、松江のご当地社会人プロレス団体「松江だんだんプロレス」の2024FINAL大会が松江テルサで開催。大仁田厚が初参戦を果たした。 松江だんだんプロレスは、全国で2番目に人口の少ない島根をプロレスの力で盛り上げようと2010年はたあげげした社会人プロレス団体。「だんだん」とは島根の方言で「ありがとう」の意味。グレートカグラ、マツコ・デラックスならぬ「マツエ・デラックス」など地元で愛される個性的なレスラーが多数在籍する。 マイティ井上から「マイティ」の使用許可を取っている「ALLマイティ井上」は、「マイティ井上さんは、大仁田さんの全日本プロレス引退の対戦相手。今回だんだんプロレスに大仁田さんが参戦してくださることは、縁があるなと感じます」と話した。 狭い会場ながら立ち見が溢れ、500人近い大盛況の会場。 メインイベントは、大仁田厚&ALLマイティ井上&グレートカグラvs雷神矢口&さのなおし&ガイナタイガーによるハードコア6メンタッグマッチ。 序盤から矢口が井上を有刺鉄線バットで執拗に攻め立て、井上が大流血。会場から悲鳴と井上コールが起こる。大仁田も負けじと佐野へコブラツイストをかけるも矢口の暴走は止まらず、大仁田を有刺鉄線ボードに叩きつける。 「月曜から仕事なんです!やめて!」と社会人プロレスらしい野次と悲鳴が飛ぶ中、流血が止まらない井上はなかなか挽回のチャンスが巡ってこず苦戦を強いられる。 転機となったのは中盤。大仁田がガイナを捕らえ、豪快なテーブルパイルを決めて形勢逆転。大仁田は佐野に毒霧を浴びせ勢いをつけると、最後は有刺鉄線ボードで覆ったガイナに井上が地元の意地でセントーンを決めて、すりーかうんとを奪った。大会の最後を大仁田は、「いつまでも、松江だんだんプロレスを愛してやってください、だんだんファイヤー!」で大会を締めくくった。

  •  23日、横浜ラジアントホールでアイスリボン『横浜リボン2024・Nov.』が開催。メインイベントでタッグを組んだしらい美央とウナギ・サヤカが、大晦日後楽園ホール大会でのシングルマッチを決定した。 ウナギは6月のアイスリボン参戦時、怪我による欠場が続くアイスリボンで団体を守るために復帰を宣言したしらい美央(MIOレフェリー)を「必死に出てきちゃうお前のプロレスへの気持ちがよく分かった。お前を必ず私が引退させる。だからそれまでアイスリボン出てやってもいいかな」と高評価し継続参戦。7月末のアイスリボン横浜大会でタッグ王座挑戦を表明し、美央を巻き込んで挑戦するも敗北。 ウナギは美央に「わかったか!現役はな、厳しいんだぞ。私からお前に1つ宿題がある。お前シングルプレイヤーだったよなきっと。タッグパートナーいた?ちゃんと。いないでしょう?新しい道を行くために、あのタッグベルト取るまでいろんなパートナーとたくさん挑戦してほしい。取れるまでもう引退できません。あなたに足りないのはそういうとこだよ。お前はちゃんと、我じゃなくて、相手を思いやって、思ってもらえる1人を見つけて復帰しろ。タッグベルトお前が巻け!いいな!NOはない」と課題を与えるも、9月に起きた投資家社長による株式会社アイスリボン給料未払い騒動を経て美央は他の5選手とともにアイスリボンを12月末で退団することに。 退団発表後初の試合となった美央は、真白優希&しらい美央&ウナギ・サヤカvs神姫楽ミサ&咲蘭&しのせ愛梨紗の6人タッグマッチに参戦。 現役あいしーE×∞王者の真白、CMLL日本女子王者&KITSUNE世界王者のウナギとともに試合に臨むと連携攻撃も個々の力も圧倒した試合運びを見せる。しかし連携のすきをついて真白が集中砲火を浴びると、最後は神姫楽がはれときどきミサを真白に投下しすりーかうんと。 王者2人を要して負けたことに困惑する美央にウナギは「どう考えてもお前のせいだろ。お前カジュアルに復帰して、12月3ついたちの後楽園ホールでお前をちゃんと引退させてやるよ。お前をこの世界から葬ってやるよ」とシングルを要求。

  •  23日、横浜ラジアントホールでアイスリボン『横浜リボン2024・Nov.』が開催。堀田祐美子が来場し、年末での大量離脱が確定しているアイスリボンに涙を流しながらエールを送った。 定期的に興行をおこなっている現存の女子プロレス団体としては一番歴史ある団体となったアイスリボン。昨年末に選手マネージメントを行う株式会社アイスリボンをDeNAによる横浜ベイスターズ買収などを仕掛けた外部の投資家が立ち上げ、団体運営を行う有限会社ネオプラスと2つの会社が存在している状態に。株式会社アイスリボンからは以前の3倍近い給料が払われていたが、9月末から未払いになり投資家社長も音信不通となってしまう。 元々アイスリボンを単独で運営していたネオプラスは、株式会社アイスリボンに契約を移籍した選手たちに戻ってくるように提案したが、給料も元の金額に戻ってしまう事や様々な思惑から現役王者の真白優希を筆頭に、しらい美央、咲蘭、しのせ愛梨沙、芦田美歩、グリズリー藤滝、古川奈苗の7選手が退団することを発表していた。 この日の第1試合では堀田祐美子率いるT-HEARTS所属の叶ミクが参戦していたことで堀田も来場。 試合を見届けたのちにマイクを持った堀田は「今回アイスリボンから大量離脱をすると聞いて、私が27年前全日本女子プロレスで大量離脱があった時に私は全女に残りました。色んなことがあって出ていく、それは仕方ない事だと思ってる。でも残った人たち、必ず良いことがあります。私も全女で当時下の子が1年目2年目の中西百重とか高橋奈苗、納見佳容、脇澤美穂ぐらいしか残ってなくて、どうやってこの子達を上にあげようか?どうやって巡業回んなくちゃいけないかって残った子たちで考えたときに、その子たちは頑張って練習してくれました。それで新生・全日本女子プロレスとして活動して、沢山のファンの人がついてくれて全女が復活した時のことを思い出しました」と語り始める。 「私ができることがあればなんでも協力する」という言葉を聞いた星ハム子が「私は堀田さんの大ファンでした!だから全女が大量離脱した時もファンとして見ていました。私は昔の堀田さんの立場と一緒です!」と叫び、残る選手をリングに上げると12月3ついたちの後楽園ホール大会に出場を直訴。 すかさず海乃月雫が「堀田さんがおっしゃいましたよね?リングに上も下も関係ないって。