Afleveringen
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アルベール・ルーセル作曲『交響曲第三番』の最終回、第四楽章をご紹介します。
古典的な四楽章形式を踏襲しつつも、各楽章、それぞれの形式感は多様で、第四楽章も諧謔的な第三楽章を彷彿とさせる快活で楽しくなる楽章です。
中田昌樹さんが師事していた指揮者ピエール・デルヴォーがこの曲を得意としていたのは、名匠シャルル・ミュンシュと同じ系譜の、その鋭いリズム感と軽快なテンポ感を持ち合わせていたからなのかも知れません。
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【出演】中田昌樹(指揮者)
【演奏】アルベール・ルーセル作曲『交響曲第三番』ト短調 第四楽章
ステファヌ・ドゥネーヴ指揮/指揮
ロイヤル・スコティッシュ・ナショナル管弦楽団/演奏
イントロ&エンディング ドビュッシー『小さな黒人』 江澤隆行
【提供】笹川日仏財団
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前回に引き続きアルベール・ルーセル作曲『交響曲第三番』をお届けします。
軍楽隊調的な第一楽章とは大きく異なり、この第二楽章は対位法を巧みに用いながら、トランペットが3本とも弱音器を使用して木管楽器的な音像を奏でるように書かれていたりと、古典的な形式を踏襲しながらも、独自かつ多様性あるサウンドを追求しているような印象があります。
ボストン交響楽団創立50周年記念として、まだ世に知られていないルーセルに曲を委嘱したセルゲイ・クーセヴィツキーの慧眼には脱帽です。
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【出演】中田昌樹(指揮者)
【演奏】アルベール・ルーセル作曲『交響曲第三番』ト短調 第ニ楽章
ステファヌ・ドゥネーヴ指揮/指揮
ロイヤル・スコティッシュ・ナショナル管弦楽団/演奏
イントロ&エンディング ドビュッシー『小さな黒人』 江澤隆行
【提供】笹川日仏財団
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Zijn er afleveringen die ontbreken?
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今週もアルベール・ルーセル作曲『交響曲第三番』をご紹介します。
第三楽章は古典形式のシンフォニーであればスケルツァンド(諧謔的)にあたる楽章ですが、これをルーセルは生き生きと軽やかな楽曲に書き上げました。
ハープがクレッシェンドしながら高音に向かっていく箇所など、ルーセルと親交のあったサティの作風を思わせるようなところがあったり、通常であればシンクロするティンパニとバスドラムがそれぞれ別々に奏でるようにしていたり、あるいはトランペットがソロでも弱音器をつけてわざと華やかさを出さないようにしていたりと、ルーセルならではのとてもユニークな作品です。
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【出演】中田昌樹(指揮者)
【演奏】アルベール・ルーセル作曲『交響曲第三番』ト短調 第三楽章
ステファヌ・ドゥネーヴ指揮/指揮
ロイヤル・スコティッシュ・ナショナル管弦楽団/演奏
イントロ&エンディング ドビュッシー『小さな黒人』 江澤隆行
【提供】笹川日仏財団
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今週から4回にわたってアルベール・ルーセル作曲の『交響曲第三番』をお届けします。
音楽家としての才を認められながら、海軍士官学校に進み、従軍の後にスカラカントゥルムで作曲を学んだという変わった経歴の持ち主のルーセル。
そのためか、この『交響曲第三番』は、同時代のドビュッシーの横に広がるような作品とは全く異なり、縦の線が強調されたいわば「軍楽隊調」の曲となっています。
ただ、かちっとした音楽の中にも、綺麗な旋律がところどころ顔の覗かし、メランコリックな気持ちにさせてくれる不思議な作品です。
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【出演】中田昌樹(指揮者)
【演奏】アルベール・ルーセル作曲『交響曲第三番』ト短調 第一楽章
ステファヌ・ドゥネーヴ指揮/指揮
ロイヤル・スコティッシュ・ナショナル管弦楽団/演奏
イントロ&エンディング ドビュッシー『小さな黒人』 江澤隆行
【提供】笹川日仏財団
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若くして才能を見出されたジョルジュ・ビゼー『子ども遊び』の2回目です。
原題は『小組曲』というだけにオーケストラは小編成ですが、打楽器が多く用いられていたり、扱いが厄介であったホルンを自在に使いこなしたりと、多彩な楽器編成の管弦作品となっています。
短い曲の中には、ビゼー独特の「変化球的」な巧みな転調が用いられ、音楽の表情がさまざまに移り変わる様子が感じられます。これが後にビゼーの代表作となるオペラ『カルメン』で見事に結晶化されるのです。
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【出演】中田昌樹(指揮者)
【演奏】ジョルジュ・ビゼー作曲小組曲『子どもの遊び』より- 第3曲 即興曲(こま)、 第4曲 デュオ(小さな旦那様、小さな奥様)、第5曲 舞踏会(ギャロップ)
レナード・スラットキン/指揮
フランス国立リヨン管弦楽団/演奏
イントロ&エンディング ドビュッシー『小さな黒人』 江澤隆行
【提供】笹川日仏財団
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若くして才能を見出されたジョルジュ・ビゼー『子ども遊び』をご紹介します。
もともとは12曲からなるピアノ連弾曲だったものを、ビゼー自身が5曲を選んで編曲したのがこの作品です。
ちなみに、ピアノ連弾曲はビゼーの妻、ジュヌヴィエーヴの従兄弟の娘マルグリットちゃんと、ジュヌヴィエーヴの友人の娘のファニーちゃんに献呈されています。
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【出演】中田昌樹(指揮者)
【演奏】ジョルジュ・ビゼー作曲小組曲『子どもの遊び』より- 第1曲 ラッパと太鼓(行進曲)、 第2曲 お人形(子守歌)
レナード・スラットキン/指揮
フランス国立リヨン管弦楽団/演奏
イントロ&エンディング ドビュッシー『小さな黒人』 江澤隆行
【提供】笹川日仏財団
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モーリス・ラヴェル生誕150年記念として、聞く機会のない作品を紹介するシリーズの最終回は、『シェヘラザード』(声と管弦楽版)』の中から第2曲「魔法の笛」をお届けします。
この作品は3曲から成り、それぞれ異なる情景を描いているとはいえ、共通しているのは、細心の注意を払いながら、ドイツ的な機能和声では、理論上禁則とされている「並行八度」(2声が同時に進行する時、完全八度並進行になる)を用いて、どれもとても滑らかで揺蕩うようなさらさらとした空気感を醸し出している点です。
初演は、フランス人作曲の作品を積極的に演奏していくことを目的に設立された「フランス国民協会」の第371回定期演奏会として、ピアニストとしても著名なアルフレッド・コルトー指揮で行われました。
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【出演】中田昌樹(指揮者)
【演奏】モーリス・ラヴェル作曲・トリスタン・クリングソル作詞『シェヘラザード』第2曲「魔法の笛」(声と管弦楽版)
イサベル・ドゥルエ/メゾ・ソプラノ
レナード・スラットキン/指揮
フランス国立リヨン管弦楽団/演奏
イントロ&エンディング ドビュッシー『小さな黒人』 江澤隆行
【提供】笹川日仏財団
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モーリス・ラヴェル生誕150年記念の3回目は『シェヘラザード、おとぎ話への序曲』をお届けします。
タイトルに「序曲」とあるのは、もともとオペラを構想していたからですが、ラヴェル自身が指揮をした初演が酷評を受けたため、その後オペラ作品は作られなかったという曰くつきの作品です。
リムスキー・コルサコフの『シェヘラザード』から大きな影響を受けているだろうこの曲がオペラとなっていたら、どんな作品になっていたか、想像すると楽しいかもしれません。
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【出演】中田昌樹(指揮者)
【演奏】モーリス・ラヴェル作曲『シェヘラザード、おとぎ話への序曲』
レナード・スラットキン/指揮
フランス国立リヨン管弦楽団/演奏
イントロ&エンディング ドビュッシー『小さな黒人』 江澤隆行
【提供】笹川日仏財団
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1875年3月7日バスク地方のシブールで生まれたモーリス・ラヴェルの生誕150年を記念して、聞く機会の少ない作品の一つ『スペイン狂詩曲』を紹介します。今回はその2回目で第4曲の「祭り」です。
スペインの祭りの日の賑わいや、緩やかで、ちょっと気怠い夜の空気感が表現され、「スペイン人よりもスペインらしい曲を書く」と言われるこのラヴェルのサウンドは、色彩感に溢れ『ダフニスとクロエ』に至る、さらなる豊潤な響きを予感させます。
書かれた年代の異なる第2曲「マラゲーニャ」を除き、前の楽章のテーマの断片がところどころ再現され、時間の経過を立体的に表現する手法は新鮮です。
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【出演】中田昌樹(指揮者)
【演奏】モーリス・ラヴェル作曲『スペイン狂詩曲』より第4曲「祭り」
レナード・スラットキン/指揮
フランス国立リヨン管弦楽団/演奏
イントロ&エンディング ドビュッシー『小さな黒人』 江澤隆行
【提供】笹川日仏財団
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1875年3月7日バスク地方のシブールで生まれたモーリス・ラヴェルの生誕150年を記念して、聞く機会の少ない曲を2週続けてお届けします。
ラヴェルが書いた2曲目のオーケストラ作品で、若々しく溌剌としたリズムと芳醇な響きは、のちの『ダフニスとクロエ』で拡張された表現を既に手中に収めている圭作ですが、演奏される機会が少ないのは果たして何故か...。いくつか考えられる訳がありそうです。
中田昌樹さんのFacebookでは番組内の内容をさらに視覚的にも拡めています。ぜひご覧ください。
【出演】中田昌樹(指揮者)
【演奏】モーリス・ラヴェル作曲『スペイン狂詩曲』より第2曲「マラゲーニャ」
レナード・スラットキン/指揮
フランス国立リヨン管弦楽団/演奏
イントロ&エンディング ドビュッシー『小さな黒人』 江澤隆行
【提供】笹川日仏財団
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ジョルジュ・ビゼーにその才能を見出され、パリのサロン文化で育まれていったフランスの女性作曲家、セシル・シャミナードの2回目です。
父親に職業音楽家になる道を阻まれながらも、ピアニストとしてヴィクトリア女王やルーズベルト大統領のために御前演奏を行ったという稀有な経験を持ち、リストをして「ショパンを彷彿とさせる」と言わしめた才能の持ち主でもありました。
演奏はカンペール在住のピアニスト、成嶋志保さんで、あまり知られていない作曲家の作品や、著名な作曲家でもあまり知られていない作品を積極的に紹介しています。
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【出演】中田昌樹(指揮者)
【演奏】セシル・シャミナード作曲『主題と変奏』
成嶋志保/ピアノ
イントロ&エンディング ドビュッシー『小さな黒人』 江澤隆行
【提供】笹川日仏財団
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ジョルジュ・ビゼーにその才能を見出され、パリのサロン文化で育まれていったフランスの女性作曲家、セシル・シャミナード。
父親に職業音楽家になる道を阻まれながらも、ピアニストとしてヴィクトリア女王やルーズベルト大統領のために御前演奏を行ったという稀有な経験を持ち、リストをして「ショパンを彷彿とさせる」と言わしめた才能の持ち主でもありました。
演奏はカンペール在住のピアニスト、成嶋志保さんで、あまり知られていない作曲家の作品や、著名な作曲家でもあまり知られていない作品を積極的に紹介しています。
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【出演】中田昌樹(指揮者)
【演奏】セシル・シャミナード作曲『プロヴァンスの詩』より「孤独」
成嶋志保/ピアノ
イントロ&エンディング ドビュッシー『小さな黒人』 江澤隆行
【提供】笹川日仏財団
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小澤征爾氏1周忌として今週もベルリオーズのレクイエムに思いを馳せたいと思います。
それまでの作曲家の多くは、ピアノで弾く限られた音像の中で作曲してきましたが、ベルリオーズはより立体的なサウンドが頭の中に鳴り響いたに違いなく、圧巻の『死者のための大ミサ曲(レクイエム)』が生み出されました。ベルリオーズの幼少期、身近にピアノが無かった事が幸いしたのでしょうか。
オーケストラがあまりに大規模な編成であり、当時、死者を弔うには相応しくないとの批判もあったようですが、この曲がなければ、ヴェルディの名作『レクイエム』も誕生しなかったに違いありません。
中田昌樹さんのFacebookで小澤征爾/ボストン交響楽団の日本公演の映像がご覧になれます。
【出演】中田昌樹(指揮者)
【演奏】エクトル・ベルリオーズ作曲『死者のための大ミサ曲(レクイエム)』より 第4曲 レックス・トレメンデ(おそるべきみいつの王よ)、第9曲 サンクトゥス(聖なるかな)
ノエル・エジソン/指揮
イントロ&エンディング ドビュッシー『小さな黒人』 江澤隆行
【提供】笹川日仏財団
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2024年2月6日に小澤征爾氏が亡くなられて早くも一年が経とうとしています。そこで今週と来週は偉大なマエストロが得意にしていたベルリオーズの曲に思いを馳せたいと思います。
それまでの作曲家の多くは、ピアノで弾く限られた音像の中で作曲してきましたが、ベルリオーズはより立体的なサウンドが頭の中に鳴り響いたに違いなく、圧巻の『死者のための大ミサ曲(レクイエム)』が生み出されました。ベルリオーズの幼少期、身近にピアノが無かった事が幸いしたのでしょうか。
オーケストラがあまりに大規模な編成であり、当時、死者を弔うには相応しくないとの批判もあったようですが、この曲がなければ、ヴェルディの名作『レクイエム』も誕生しなかったに違いありません。
中田昌樹さんのFacebookで小澤征爾/ボストン交響楽団の日本公演の映像がご覧になれます。
【出演】中田昌樹(指揮者)
【演奏】エクトル・ベルリオーズ作曲『死者のための大ミサ曲(レクイエム)』より第2曲 ディエス・イレ(怒りの日)
ノエル・エジソン/指揮
/演奏イントロ&エンディング ドビュッシー『小さな黒人』 江澤隆行
【提供】笹川日仏財団
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クロード・ドビュッシーとモーリス・ラヴェルの弦楽四重奏曲の最終章です。
高度な技術を要する弦楽四重奏曲の中でも、このラヴェルの弦楽四重奏は、特に最高度に凝縮された多彩なテクニックや音楽性が求められます。そこにはリムスキー・コルサコフの『管弦楽法』の影響が色濃く写っています。
一方ドビュッシーの方は、調性感も和声感もリズムも意外なほど保守的に作られています。ただその中でも、ふとした瞬間に後のラヴェルを彷彿とさせる和音が顔を覗かせます。
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【出演】中田昌樹(指揮者)
【演奏】クロード・ドビュッシー作曲 弦楽四重奏曲 ト短調 第4楽章
コダーイ・クァルテット/演奏
モーリス・ラヴェル作曲 弦楽四重奏曲 ヘ長調 第4楽章
コダーイ・クァルテット/演奏
イントロ&エンディング ドビュッシー『小さな黒人』 江澤隆行
【提供】笹川日仏財団
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今週もクロード・ドビュッシーとモーリス・ラヴェルの弦楽四重奏曲をお届けします。
この第3楽章。ラヴェルは、どちらかと言えば地味な音色のヴィオラを、高い音域で演奏する事によって新たな存在感を作り出します。ドビュッシーの方は、ベルスーズ(子守唄)やエレジー(哀歌)といった抒情的なちょっとおとなしい雰囲気を持つ楽章となっています。
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【出演】中田昌樹(指揮者)
【演奏】クロード・ドビュッシー作曲 弦楽四重奏曲 ト短調 第3楽章
コダーイ・クァルテット/演奏
モーリス・ラヴェル作曲 弦楽四重奏曲 ヘ長調 第3楽章
コダーイ・クァルテット/演奏
イントロ&エンディング ドビュッシー『小さな黒人』 江澤隆行
【提供】笹川日仏財団
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前回に続いてクロード・ドビュッシーとモーリス・ラベルの弦楽四重奏曲をお届けします。
二人の第2楽章は偶然にもどちらもピチカート奏法で綴られていますが、ドビュッシーの場合は分散和音やレガート奏法を用いて、ラヴェルの場合は張力の違いよる音色の変化や転調を用いて、豊かなサウンドが創り出されています。
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【出演】中田昌樹(指揮者)
【演奏】クロード・ドビュッシー作曲 弦楽四重奏曲 ト短調 第2楽章
コダーイ・クァルテット/演奏
モーリス・ラヴェル作曲 弦楽四重奏曲 ヘ長調 第2楽章
コダーイ・クァルテット/演奏
イントロ&エンディング ドビュッシー『小さな黒人』 江澤隆行
【提供】笹川日仏財団
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新年明けましておめでとうございます。今月はクロード・ドビュッシーとモーリス・ラベルの弦楽四重奏曲をお届けします。
フランスの著名な作曲家たちは晩年に書くことが多い弦楽四重奏曲ですが、この二人の作品は比較的若い時に発表されています。同じ印象派とされる二人ですが、それぞれの作品には注目すべき違いがあります。
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【出演】中田昌樹(指揮者)
【演奏】クロード・ドビュッシー作曲 弦楽四重奏曲 ト短調 第1楽章
コダーイ・クァルテット/演奏
モーリス・ラヴェル作曲 弦楽四重奏曲 ヘ長調 第1楽章
コダーイ・クァルテット/演奏
イントロ&エンディング ドビュッシー『小さな黒人』 江澤隆行
【提供】笹川日仏財団
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先週に続いて、ギュスターヴ・シャルパンティエの『ナポリ』をお届けします。
ローマ賞を受賞し、イタリア滞在の成果として書き上げたこの『ナポリ』は、通常の三管編成に加えて、バス・クラリネット、4本のバッスーン(日本語表記はバッソーン)、アルト・サクソフォン、トランペットとコルネット2本ずつが用いられています。
華やかで明るいサウンドを出すために、コルネットが使われており、柔らかくも力のあるサウンドが生み出されています。
また、ほとんど同じ音域を演奏しているサクソフォン、ビオラ、チェロが、それぞれ違う音色を奏でているのは必聴です。
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【出演】中田昌樹(指揮者)
【演奏】ギュスターヴ・シャルパンティエ作曲 組曲『イタリアの印象』第5楽章 ナポリ
オンドレイ・レナールト/指揮 スロヴァキア放送交響楽団/演奏
イントロ&エンディング ドビュッシー『小さな黒人』 江澤隆行
【提供】笹川日仏財団
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今週から2回続けて、ギュスターヴ・シャルパンティエの『ナポリ』をお届けします。
フランス北部のトゥルコアン(Tourcoing)でパン職人の息子として生まれたシャルパンティエは、成績優秀で故郷の町から奨学金を得て、21歳の時パリの国立高等音楽院に進学します。
27歳でローマ賞を受賞し、イタリア滞在の成果として書き上げたのがこの『ナポリ』です。のちに4つの楽章を加えて、5楽章から成る組曲『イタリアの印象』に仕上げました。
今回お聞きいただく部分には、ナポリの少し激しい感じのする「タランテラ舞曲」の合間に、歌うような陽気な雰囲気の民謡が挿入されています。
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【出演】中田昌樹(指揮者)
【演奏】ギュスターヴ・シャルパンティエ作曲 組曲『イタリアの印象』第5楽章 ナポリ
オンドレイ・レナールト/指揮 スロヴァキア放送交響楽団/演奏
イントロ&エンディング ドビュッシー『小さな黒人』 江澤隆行
【提供】笹川日仏財団
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